【SMシングルS4使用構築】バンギランド 7th【最高2061】
目次
「初めに」
みなさん初めまして、ゆあと申します。
今記事は2000達成時に公開した記事を改変、加筆したものとなっています。QRを追加しました!
シーズン終盤で試行錯誤していた型は後述します。また細かい変更点は打消し(こんなかんじ)で書いています。
S4お疲れさまでした!!今シーズンはデフレではありましたが、自信の最高レートである2066に迫る結果を出すことができました。
構築は今シーズンから解禁された、かっこよすぎるメガバンギが使いたいと思いバンギランドから組み始めたものです!
今回の構築は全員が崩しのエースになれるような、かなり攻撃的なPTとなっています。またテンプレ構成のポケモンは1匹もいません(たぶん)。大きな地雷は仕込んでないですが、パーティ全体に小さな地雷(たぶん)を散りばめています。
予想外から飛んでくる高火力(鉢巻エンテイ、飛行Zランド)で物理受けへ役割集中を狙い、メガエースで詰めていきます。
今の環境バンギの対策してるPTが少ないのか、通りがとてもいいです。それについては後ろの方で少しまとめます。↓
「結果と構築紹介(QRあり)」
最高レート 2061
最終レート 19××
最高レート達成時↓
2000達成時のPGLスクショ↓
QRはこちら
「個体紹介と使用感」
特性:砂起こし→砂起こし(メガ後)
性格:陽気(特攻↓素早さ↑)
実数値:175-216(252)-170-×-141(4)-135(252)
技構成:ストーンエッジ 炎のパンチ 身代わり 竜の舞
ASぶっぱ、残りD。
選出率2位。
構築の主軸である最強のメガ枠兼エース。努力値振りは普通だが技構成は環境に多いナットレイやテッカグヤを意識した。炎Pにすることで本来見れない神剣やテッカグヤなど地面の通らない鋼や、ブルルへの打点となった。
元は「身代わり→冷凍パンチ」で採用していたが、冷Pを打ちたいガブが消滅した点やランドは裏で削れる構築である点から毒ポリ2や聖剣ギルガルドを起点にできる身代わりとなった。エッジを当てる前提なら冷凍パンチも地震もいらない。
・火力方面
「ストーンエッジ」
無振りバシャーモ乱数1発→87%~103.2%(+6.25%:砂ダメ)
A↓ストーンエッジ+ストーンエッジでH191ランドロス超低乱数2発
→39.2%~46%+58.1%~69.1%=97.3%~127.2%
A↑エッジは耐久ポケ以外は等倍でだいたい落とせます。
「炎のパンチ」
A↑でHBナットレイ確定1発→101.6%~121.5%
2倍炎パンと等倍エッジは同指数。
・物理耐久方面
特化メガメタグロスのアイアンヘッド確定2発→78.8%~93.7%
4倍突かれなければ落ちることはないですね
・特殊耐久方面
無振りレヒレのムーンフォース確定3発→34.2%~41.1%
C↑特化ガモスのさざめき最高乱数2つ切って耐え→85.7%~100.5%
メガルカリオの真空波確定2発→68.5%~82.2%
4振りでこの硬さ
ランドロス@飛行Z
特性:威嚇
性格:陽気(特攻↓素早さ↑)
実数値:165(4)-197(252)-110-×-100-157(252)
HPを奇数、ASぶっぱ。
選出率5位タイ。
↓
選出率 6位
バンギから構築を組むにあたってステロのサポートが欲しく、格闘地面耐性のあるランドロスを相方に。SラインはテテフのS判定もできる最速に。
パーティのコンセプト上強引な削りが必要なシーンが多かったため飛行Zでの採用となった。元は無Z大爆発を使っていたが悲しくなるほど弱かったためここに落ち着いた。正直ほとんど出さなかったが、ギャラ軸選出時の草タイプの処理能力は素晴らしかった。特にフシギバナは10000割選出されるためeasy winした対戦も少なくない。バシャーモ君の安易な守るにも鉄槌を下せる。
これだけ聞くと最強そうだが、飛行Zにしたことで単純なステロ巻きとしての性能は著しく低くなっている。凍える風ゲンガーやウツロイド、ゲッコウガに普通に突破されるため選出率は低い。
・火力方面
「飛行Z空を飛ぶ」
HB特化フシギバナ確定1発→109%~129.4%
無振りメガバシャーモ(守る貫通)→62.5%~73.5%
HB特化ナットレイ→53.5%~63.5%
特性:天邪鬼
性格:臆病(攻撃↓素早さ↑)
実数値:161(84)-×-147(252)-95-115-170(172)
↓
159(68)-×-147(252)-95-115-172(188)
Bをぶっぱ、Sを最速ガブ抜きに抑えて残りH
選出率3位。
自慢の天候ダメージ最大BSジャローダ君。S2から毎シーズン、砂が舞う中最大ダメをくらいながらも頑張ってくれている。HPを159にし、Sをウツロ抜きまで伸ばした方が確実に強い。
↓
前記事からの変更点:いい加減天候ダメージを最小にした。そしてSをウツロ抜きにした。
現環境での受けポケに求められるのは受けポケでありながら抜きエースになりうるポケモンだと思った。また出落ちZやミミッキュに掃除されないようにSがそこそこある点、相手の受け出しに多少でも負担や仕事をできる点、挑発によりギミック系のPTに強い点からBS挑発ジャロは環境に適した物理受けだと思う。実際、S2~S4とずっと使ってきて使いやすさを感じている。
ただしマンダやリザに手も足も出ない点(両方ないけどね)がネックである。これを補えるメガバンギを後ろに置くことでその弱点をケアできている。バンギの苦手な地面タイプ(ランドカバガブなど)を削れる点、ミミッキュの皮をリフストの起点とできる点からも相性のよさを感じた。ただし天候ダメージ+光合成の回復料低下というアンチシナジー。
特性:威嚇→型破り(メガ後)
性格:陽気(特攻↓素早さ↑)
実数値:181(84)-200(174)-129-×-150-146(252)
技構成:滝登り 噛み砕く 挑発 竜の舞
HDをEF下コケコの10万を確定耐え。HBポリ2の放電を確定3発。Sを最速にして残りをA。
選出率5位タイ。
↓
選出率 4位
バシャ軸など、バンギが出せないときの裏メガ枠兼バトン受けル対策。ほとんど出さなかったが、出した対戦は活躍してくれた。挑発竜舞によりテッカグヤやクレセリアを絶望させることができる。D方面の調整はあまり恩恵を受けたことがないため素直にASのほうが強いかもしれない。
↓
シーズン終盤にカバルドンバシャの増加と、ナットレイの現象により出番が急増した。
・対イーブイバトンへの動き
① 挑発を受けていない状態でイーブイと対面させる。(難しそうに見えるかもしれないが悪戯心挑発は無効のため意外になんとかなる。壁や土産はやられてもok)
②ギャラ進化→挑発 イーブイ→エボルブ
③④ギャラ→竜舞 イーブイ→アシパ(無効)
これでsが逆転するためまた上から挑発を通すことができる。あとは煮るなり焼くなり好きにできる。
・対受けループへの動き
①ヤドランやドヒドの前で挑発竜舞。
②祈る
エンテイ@拘り鉢巻
特性:プレッシャー
性格:意地っ張り(攻撃↑特攻↓)
実数値:191(4)-183(252)-108(20)-×-96(4)-149(228)
HPを16n-1。Aをぶっぱ。Sを準速ミミッキュ抜きまで伸ばして、残りを耐久に振り分けた。
選出率1位。
今構築のMVP。ガブが消えた環境で好き放題暴れることができた。
皮のせいで持ち物判定ができず剣舞してくるミミッキュを1撃で持っていく。火傷の定数ダメージが下がってしまったせいでHBカバ、ポリ2、クレセを絶妙に確定2発に持っていけない。一見弱点に見えるかもしれないが再生技の有無の確認ができ、再生に合わせてバンギバック→身代わりといった立ち回りが安定となったり、倒せず突破された後ジャロのリフストの起点とできるため悪くなかった。またプレッシャーによるS判定も優秀で偵察要員としても活躍してくれた。マンダバックに合わせて火傷が入ると、バンギを安心して後投げできる。
聖なる炎が本当に命中95%火傷50%なのかは疑問。意外にも聖なる炎とアイアンヘッドしか撃ったことがないため寝言を採用してもいいかもしれない。
とある記事で陽気鉢巻エンテイの調整を見て感銘を受けたが、意地もなかなか悪くないと思った。ほぼ耐久には割いてないが無振りが美しい調整になっている。
・火力方面
「聖なる炎」(火傷込みは+6.25%)
確定1発ライン→
確定2発ライン→(ランドは威嚇込みH振りまで)
HBポリ2確定3発→35%~41.3%
HBカバルドン確定3発→39%~46%
・物理耐久方面
特化ミミッキュのZ暗夜+じゃれつく確定耐え→59.6%~70.6%+17.2%~20.9%
・特殊耐久方面
PF下特化テテフのサイキネ確定2発→83.2%~97.9%
臆病霊ボルトロスの格闘Z気合玉確定2発→76.9%~90.5%
カプ・テテフ@気合の襷
特性:サイコメイカー
性格:臆病(攻撃↓素早さ↑)
実数値:145-×-95-182(252)-136(4)-161(252)
技構成:サイコキネシス ムーンフォース サイコショック めざめるパワー炎
最速CS。残りD。
選出率4位。
↓
選出率 5位
前シーズン同様控えめ拘りテテフ想定で動いてくる相手が多かったため襷最速テテフは相変わらず使いやすかった。スカーフ同様1度は行動できるため腐りにくく、主にバシャ軸やマンダ軸、マンムー入りに初手から投げていった。
どうでもいいが、S1からずっとこのテテフちゃんと戦ってきた。度重なる試練を共に戦ってきた僕はテテフちゃんの強いところ、弱いところどちらもよく知っている。僕ほどテテフちゃんを愛しているプレイヤーはいないといっても過言ではないだろう。今回、リニューアルオープンしたバンギランドで挙式ができた。これは、これからも続く僕ら2人の旅路の中で素敵な思い出として輝き続けることは明らかである。
↓
シーズン終盤にギャラの選出率が上がったため結果的にテテフちゃんを出す機会が少なくなった。
「選出と立ち回り」
全抜き性能が高いのはギャラではなくバンギのため、基本はバンギ選出をする。刺さっているときはギャラ選出。ギャラを出すときは終盤までメガせずにサイクル寄りの戦い方をすることが多い。
また、どの選出にも言える事だが、有利対面からテテフやエンテイで相手の裏に負荷をかける→選出読みをして(2匹割れれたらラス1も絞り込める)詰むタイミングを見極めるといった立ち回りが主になる。
分かりやすい例では裏にクチートが読める場合に、「バンギは炎パン」から「ギャラは滝」から入る事で2サイクル目で積んで突破が狙える(1サイクル目で積んでしまうと無駄になってしまう)。
①②の選出をよく使った。エンテイ君とバンギ君が頑張ってくれればいい勝率だった。
①+or
初手からエンテイで崩していく選出。主に低速PTやグロス軸(鋼メガ軸)に出していく。ポリクチやミミクチに対しては安定して勝てた。
エンテイで誘ってでてきたカバやポリ2、クレセに鉢巻聖炎→半分入ればそのまま聖炎。入らなければもう一度聖炎打って再生技を確認してからバンギバック→身代わり竜舞(カバの場合はジャロバック)で詰めていく。
ガルーラスタンやガブランド入りにもエンテイから入って、地震や猫を誘ってジャロに展開していく。
②+or
主にバシャ軸やマンダマンムー、テッカ入りに対する選出。テテフで有利対面とって裏の鋼を呼び出す→エンテイに引いて聖炎で崩していく。
③+
アシレ入りやステロ+バンギが通っているときに使う。また飛行Zテロができそうな時(バレルバナジャロブルルなど入り)にこの選出をする。この選出するときは飛行Zの活躍次第といった感じか。
飛行Zとジャロで場を荒らして裏を見極め、挑発や睨みを起点に舞っていく。
④
ギャラの通りがとてつもなくいいときに選出する。地面タイプへの出し負けはケアが効くが、基本はエンテイ君が有利対面作って焼いてくれなければ始まらない。ランドにとんぼがないため、釣り出しが必要になってくる選出。威嚇をからめてなんとかしよう。
⑤
対イーブイバトン選出。テテフ展開or初手からギャラ出し。SF下で起点要員を処理してイーブイに麻痺or舞で無限に挑発を入れまくる。
⑥
対受けループ選出。ステロ巻いて飛行Zして挑発竜舞して挑発リフストするだけ。適当だがどれかが通る(願望)。
ギャラは交換側に1舞+挑発(成功予定)+舞から2発殴っていくため2回焼けなければ勝てるはず。
バレルバナ入りはランドで笑顔に。
「きつい構築とポケモン」
おそらくバンギ使い最大の悩みどころ。メガだとエッジ持ちがきつい。非メガだと襷とZと両刀とバトンがきつい(全部)。しかし初手で展開されなければ、バンギに受けだしは効かないしジャロからも睨みがある。エンテイも聖炎2発受からないのでどうにかなる。初手の出し負けにだけ注意。
バシャーモの10000000倍きつい。構築上倒せるのがバンギラスしかいない。マッチングしないことを祈るか、襷じゃないことを祈ろう。
水技持ちゲッコウが重め。正直技構成がわからないのでなんとも言えないが、「けたぐりなみのりダストビーム@襷」みたいなのが厳しい。先に竜舞積んだりテテフと対面させたりして上手く立ち回ろう。
「7世代のメガバンギについて」
現在のランキング上位(7/3日現在)
15位までまとめてみた。パッとみても、使ってみても炎Pエッジの2wpの通りがとてもいいと感じた。
もちろんは厳しいけれど、皮さえ剥いでZを消費させれば起点にできる。はエッジに対して受け出しがきかない。残るはランドガブだけ、ランドガブは優秀な再生技を覚えない。また6世代に比べてスカーフランドが激減したため削ってしまえばバンギ圏内に押し込める。
ここまで言えば本当に最強のような気がしてきたが、これらはすべてエッジを採用して当てる前提の話となっている。また何よりも先に展開して1舞する事も前提になっている。7世代全体を見ると以下の通り。
「バンギにとって追い風」
・スカーフランドの激減
・ガブの激減
・Z技により、周りのポケモンで役割集中させバンギ圏内に押し込める。
・ガルーラの減少と弱体化→格闘技の減少
・鬼火採用ポケモンの減少
・妖技が特殊環境になった
「バンギにとって向かい風」
・役割対象(ボルトロトムサンダーゲンガーアロー)の減少
・妖タイプの増加
・Z技により強引な積みができない
「シーズン終盤での試行錯誤と改善案」
シーズン終盤にサブロムで動かしていたポケモンを供養のために書いておく。どちらも型としては面白かったが十分に試運転の時間が取ることができず、メインロムでの採用とはならなかった。
ランドロス@気合の襷
性格:陽気(特攻↓素早さ↑)
実数値:165(4)-197(252)-110-×-100-157(252)
空を飛ぶ飛行Z→大爆発、飛行Z→気合の襷に変更した。もともと削りとステロ役として採用したため、襷のほうが強いと思って育成した。これによりバシャやウツロ重すぎ現象は改善されていた。
カプ・テテフ@格闘Z
控えめ(攻撃↓特攻↑)
実数値:175(236)-×-117(172)-169(28)-136(4)-124(68)
HBラインを特化マンダの捨て身を最高乱数切って耐え。格闘Zでだいたいのナットが落ちる。Sは準速ガッサ抜き
受けループを崩したり、ナットを崩したりしたかったカプテテフ。瞑想から入ればアシレのわだつみ+泡沫をも耐える。瞑想を持つことでグドラの雨下水Zを耐えることもできる。
ステロが入った後でも特化バシャの特化フレドラを耐えるため、バシャには厚くなる。バシャレボルトにかなり強く出れる。
忙しい中個体を貸してくれたゆあさんには感謝!!!
・改善案
ギャラ→レヒレ@カプZにすることを最終日の風呂の中で思いついた。
「所感」
バンギラスが好きなのでずっと使いたいと考えていて、メガ石解禁を心待ちにしていました。使ってみるまでは役割対象が減ってしまって、妖環境であることも加味すると行けて1900だと思っていました。しかし使ってみるとバンギ対策が薄いパーティがとても多く、思いもよらない大活躍でした。
まだまだメガバンギは戦えるんだぞ!ってことをみんなに知って欲しくてシーズン終わる前に書いてしまいましたw
あとS3で達成できなかった無念を果たした記念というのもありますかね。
シーズン終盤にカバマンダが増加が増加し、結果2100には届きませんでした。しかし、2000に乗ってもこのパーティの勝率は崩れず、最終日まで戦い抜くことができました。
2000帯では多くの強者の方とマッチングすることができ、自分がとても成長できたと思います。
エンテイをくれたP氏には感謝 !!
なによりバンギナイトを恵んでくれたG氏には頭が上がりません!!!wありがとうございました!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
なにかあればツイッターまで↓
twitterID:@yua100214